2024年夏、テキサス大学オースティン校の学生5名が、日本でインターンシップに参加しました。これはテキサス大学オースティン校と広島大学のパートナーシップにより実現したものです。インターンの声をいくつかご紹介します。
東京のスタートアップ企業でマーケティングを経験しました!
テキサス大学オースティン校 | グローバル政策・情報サイエンス専攻
インターン期間: 2024年6月3日 ~ 7月30日
私のスーパーバイザーは、双方にとって有益なインターンプランを作成してくださいました。私は、市場参入戦略を練る方法、規制の調査とその情報を分かりやすく会社に提供する方法、および、多文化・多言語環境で働く方法について学びました。一方で、受け入れ企業は、グローバル人材の育成や国際ビジネスの推進を含む、組織の成長を目指していました。
私の成果としては、受け入れ企業の米国市場参入戦略に関するスライド資料とレポートの作成、要望に応じた各地域の規制をまとめた文書の作成、家電ショールームでのマーケティング機会の獲得の3つが主に挙げられます。
インターンシップ中、私とスーパーバイザーは「目標達成や自己成長に向けて自発的に行動する力」、「率直な意見交換」、および、「時間と仕事を大切にすること」を重視しました。実際、私は1日6~7時間オフィスで働き、同僚と積極的に交流するよう努めました。午前中は規制の調査、午後はマーケティング戦略を練る仕事を主に行いました。マーケティングやその他のビジネスプロセスについて、同僚の助けを借りながら、自分でも学びました。同僚からのフィードバックは的確で建設的でした。仕事が正しい方向に進んでいる時には励ましてくれ、間違っている時には適切に軌道修正をしてくれました。このインターンを通じて、私は人間としてもプロフェッショナルとしても大きく成長したと感じています。
このインターンを通じて、これまでの専攻では得られなかったマーケティングの経験を積むことができました。また、自発性など、自分に対する自信が大きく高まりました。この夏の経験を通じて、学びたいという意欲や他者と協働する姿勢が、どの環境でも役立つ重要なスキルであることを実感しました。スーパーバイザーの姿勢からは、優れた上司が従業員にとってどれほど大きな影響を与えるかを学び、今後のメンター選びの参考にもなりました。さらに、小さな企業が高い目標を達成しようとする苦労や、日本のスタートアップ特有の文化的ニュアンスについても深く理解しました。このインターンを通じて、日本でのコネクションができただけでなく、海外で生活することへの理解も深まりました。すべての瞬間がかけがえのないものでした。
受け入れ企業は、国際人材を育成し、グローバルビジネスを目指しています。インターン中、私の仕事や私の存在が、会社に貢献していると言っていただきました。他の学生にも、日本のスタートアップだけでなく、特に受け入れ企業のように、思いやりのある姿勢と技術革新で世界をより良くしようとする企業と働く機会を持ってほしいと強く感じています。
広島大学国際室での貴重なインターンシップ経験!
テキサス大学オースティン校 | 経済学専攻
インターン期間: 2024年7月~8月
2024年の夏、広島大学で国際交流プログラムマネジメントのインターンとして働きました。日米4大学が関与する短期交流プログラムの計画と実施を支援する、という新しい挑戦に取り組みました。
地球の反対側に飛び込む形となったこの経験は、初めは不安もありましたが、広島大学の温かいサポートのおかげですぐに心配が消えました。誰もが親切な同僚との仕事を好み、自分の意見が尊重される環境を望むという点で、人間の本質は文化を超えて共通していると感じました。この気付きは、今後のキャリアにおいても大切にしていきたいと思います。
また、広島大学の留学交流グループの職員には心から感謝しています。私が職場で快適に過ごせるよう細やかな配慮をしてくださり、外部からのインターンである私を温かく迎え入れてくださいました。このような受け入れ体制が整っている点は、広島大学の大きな魅力の一つだと思います。
今回のインターンシップを通じて、異文化での職場環境に触れる貴重な機会を得るとともに、多くの学びと成長を実感しました。この経験を活かして、今後も国際的なフィールドでの活躍を目指していきます。
スマートロボティクス研究室でのリサーチインターンシップ
テキサス大学オースティン校 | コンピュータサイエンス専攻
インターン期間: 2024年6月~8月
インターンでの経験
インターン期間中、私は非常に貴重でトランスフォーマティヴな目標に取り組む機会を得ました。最初は、C++で動作するオープンソースのビデオ処理ライブラリ「OpenCV」を学ぶことから始まりました。新しいプログラミング言語と技術スタックを学ぶことは最初は難しく感じられましたが、指導教員が終始サポートしてくださいました。指導教員は、講義ノートやプロジェクトを通じて、開発環境や基盤技術に慣れるための手助けをしてくださいました。
インターンの最初の数週間で、ラボの実績を把握し、機械学習をラボ製品に導入するための初期アーキテクチャモックアップにも取り組みました。この過程で、研究者は研究資金を提供するスポンサーの優先事項に応じて目標や成果が形作られるため、柔軟性が求められることを実感しました。
技術的なスキルに加えて、日本でのベンチャーや起業家精神についても貴重な知見を得ることができました。普段ビジネスの世界と距離がある私にとって、ビジネス会議への参加や競合製品を検討する経験は、新鮮で刺激的でした。
成果
広島大学での経験はとても素晴らしいものでした。秘密保持契約の関係上、開発内容やその詳細については話すことができませんが、C++、音声・映像処理、アーキテクチャ設計における価値あるスキルを習得できたと感じています。また、7月には指導教員の計らいで京都のテックスタートアップカンファレンスに参加する機会も得ました。このカンファレンスでは、リソースや有望なスタートアップを探す先生のサポートを通じて、貴重なビジネスコネクションや友人を作ることができました。
今後への期待
広島大学が今後も国際的なインターンをプロジェクトに受け入れ続けてほしいと心から願っています。この経験は一生に一度の貴重なものであり、日本に何度も戻りたいと思うきっかけとなりました。このような機会を与えてくださり、心から感謝しています。
*UT Global Career Launchとは
This comprehensive internship framework for undergraduates and graduate students spurs deeper institutional connections with partners worldwide. The program’s adaptable design allows for both in-person and virtual learning, thereby providing maximum flexibility and access to international learning experiences.